一昔前、ひときわ目を惹いたホストのヘアスタイル。
その独特な髪型の理由が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は「ホストの髪型はなぜ特徴的だった?」という疑問にお答えします!
ホストの髪型の歴史や近年のヘアセット事情についても詳しく解説していきますよ!
ホストの髪型が特徴的だった理由は、見た目を派手にして目立つためでした。
派手な髪型は印象に残りやすく、姫の気を引いて指名をもらいやすくする効果を狙えたと言います。
また、「個性を出すため」「キャラ設定を大切にしているから」という理由も考えられます。
派手なカラーやボリューム感を活かして、地味な顔を誤魔化すホストもいたとか。
いずれにせよ、特徴的な髪型はホストの営業テクニックの一環だったと言えるでしょう。
ホストの独特な髪型は、一般人とは異なる非日常感を演出する目的もありました。
ホストクラブに通う姫は、普段の日常では体験できない特別な時間を求めています。
ボリュームたっぷりのヘアスタイルや派手なファッションは、当時のホストならでは。
この特徴的なスタイルによって特別感を味わってもらえていたと言っても過言ではありません。
したがって、姫に非日常感を提供するには、接客だけでなく見た目も一工夫する必要があったのです。
以前のホストは金髪・茶髪×長髪やスジ盛りの派手なヘアスタイルが主流でした。
しかし、近年ではナチュラルヘアのホストが主流に!
例えば、短髪に軽くワックスをつける程度の日常でよく見かける髪型です。
親しみやすいスタイルがホストの主流になったことで、客層も変化しつつあります。
ホストの派手なイメージに苦手意識を持っていた女性でも、ホストクラブに来店しやすくなったとか。
ホストのスタイル・流行は、今後もナチュラル系やカジュアル系が定番になっていくでしょう。
ここからは、ホストの髪型の歴史を順に追っていきます。
2003年~2007年はホストの存在が世間に馴染んできた時代。
そんな当時流行したのが、髪の毛が筋のように細い束状になっている髪型『スジ盛り』です。
また、この頃のホストのヘアカラーは金髪が定番でした。
インパクトある見た目を追求して、ロン毛や襟足を伸ばすホストも多かったとか。
すなわち、スジ盛り、金髪、ロン毛は当時のトレンドだったのです。
2007~2010年になると、スジ盛りに加え『ギャル男+ストパー』スタイルが流行しました。
ギャル男とは、襟足の長いパーマや外ハネパーマ、前髪アップのポンパドールなどのヘアスタイルを指します。
さらに『ギャル男+ストパー+ロン毛』のホストもトレンドに。
髪型の変化とともに、髪色の流行も茶髪に変わりました。
この頃は、髪の盛り方に個性が出てきた時代と言えるでしょう。
2010~2017年は、個性的で派手な髪型からナチュラルな髪型へ流行が移り変わります。
トップにボリュームあり、襟足が長めで、全体的に軽やかな動きのある『ウルフカット』が当時の最先端でした。
また、ハイトーンヘアカラーのV系ホストも少数ながら登場しました。
今でこそ紫やピンク、緑、青の髪色は馴染み深くなりましたが、当時は異色のスタイルだったと言います。
このように、平成後期はナチュラル系の流行だけでなく、ヘアスタイルの自由度も高まっていったのです。
2017~現代にかけては、一般人と見た目がほとんど変わらない『黒髪・ナチュラルヘア』のホストがブームに。
また、K-POPブームによって韓国風の髪型も好まれるようになりました。
例えば、センターパートやナチュラルウルフ、スマートマッシュなど。
髪色も清潔感や落ち着いた印象のある暗髪カラーが人気になっています。
もちろん、金髪やハイトーンカラーなどの派手髪ホストも健在。
2024年現在、ホストのタイプによって髪色や髪型は多様化していると言えます。
よくあるのが、最寄りの美容院やお店の専属スタイリストにセットしてもらうパターンです。
ホストのヘアセットは難易度が高く、セルフでやると時間や費用がかかってしまいます。
毎日出勤するたびにセットする必要があるため、負担も大きいでしょう。
そのため、プロに任せた方がコスパがいいのです。
ホストクラブの中にはスタイリストが常駐しているお店もあり、ホストは気軽にプロのヘアメイクを利用できるそう。
したがって、髪型にこだわるホストはプロのスタイリストに任せるのが一般的になっています。
自分でヘアセットしているホストも多いと言います。
髪型にこだわりのある方や、セットしやすいカジュアルな髪型の方はセルフセットしているようです。
例えば、ユグドラシルの看板ホスト『帝蓮』さんが挙げられます。
アイロンを使って髪をストレートに伸ばし、カットにこだわった独特な髪型をキープしているとか。
このように、カジュアル系や慣れた髪型であれば時間やテクニックはあまり必要ないため、自らヘアセットするホストが多いようです。
平成中期ごろに流行したホストの盛り髪は、売れるための営業テクニックのひとつでした。
当時のホストにとって、派手で個性的な髪型は必要不可欠なスタイルだったのです。
しかし、現代のホストはナチュラルな髪型がメジャーとなっています。
例えば、髪型はセンターパートやナチュラルウルフ、髪型は黒髪や暗い茶髪など。
それだけでなく、カラフルなハイトーンカラーや独特な盛り髪のホストも未だ健在です。
この記事を読んでいるあなたも、ぜひ自分好みなヘアスタイルのホストを見つけてみてくださいね!
ヤンデレかずみ
ホスト専門スカウトをやっている元ホス狂い女です!担当のホスト引退を期に私もホス狂いを卒業しました。 いまは程よく色んなホストクラブに足を運んでます🐱猫好きです(笑)よろしくお願いします~
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